安曇野市にてSDGsの講座を開催しました!!

信州環境カレッジ協働講座「信州から世界に発信するSDGs 安曇野SDGsスタイル」
第一回「SDGsをアップデート 安曇野ならではのSDGsを考えよう」

きっかけは、毎年秋に安曇野地域で回遊イベントを開催している安曇野スタイルネットワークの方から、SDGsジャパンを経由してご依頼があったことでした。
イベントにSDGsを絡めたい、そのためにメンバーたちと学びたいと言ってくださいました。
そこで、安曇野スタイルというイベントの中でも何かコラボできないか?など相談して11月のマイクロプラスチックストーリー上映会を企画しました。
まずは、9月5日のご報告です。

日 時:9月5日(木)14:00~15:30
会 場:穂高地域福祉センター 集会室
参加者: 9人
講 師:長野県NPOセンタースタッフ
まず、「改めてSDGsとは何か?」概念や日本の状況がどうなっているのかを講義で学びました。特にSDGsの概念として、「誰一人取り残さない」と「パートナーシップ」がキーワードになっていることを強調し、すべての課題・ゴールには単独の活動では達成できないこと、SDGsの構造としては自然環境の上に社会、経済がウェディングケーキのように積み重なっており、どれも複雑に絡んで一緒に考えることなどの話がありました。


また、「自分は何ができるのか」を考えるためのヒントとして、いくつか事例を紹介。レンタルの電動自転車を使ったCO2排出削減への取組や観光資源の創出、災害後の耕作放棄地を利用して栽培した麦をストローにする取組では障害者の雇用を生み出していることなどを聞き、参加者も興味をもって聞いていました。
講義の後は、自分たちの住む安曇野で何ができるのかを考えるグループワーク。まずは自分たちの資源である「安曇野のいいところ!」を出しあいました。おいしい水や空気、自然、豊富な農作物のほか、移住者やおせっかいな人が多いなど、「資源=魅力」を話し出したらとまらない参加者のみなさん。多くの資源があることに気づくきっかけになったようです。逆に課題点と、課題点と資源の両方の観点から「SDGsのゴールに向けて何かできることがないか」を考えていきました。
「のんびりした風土から、コミュニティの場づくりができるのではないか」「おいしい果実と野菜からドライフルーツ・野菜の製品化」「野外保育を盛んにして全小学校・保育幼稚園で野外活動を進め、目玉にしよう」「市民も観光客も、レンタル電動自転車を大いに活用できないか」などとアイデアを出し合いました。限られた時間の中でアイデアを出すのは難しかったようでしたが、それでも共に住む地域で顔を突き合わせながら考えることで、これまでの自分たちの活動を振り返りと、新たな視点を得る機会もなったようです。

次回は11月2日マイクロプラスチックストーリー上映会を
同じく安曇野市内の豊科交流学習センターみらいにて開催します。